SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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成田もJALも重要ではない。

最近話題になっている成田とか羽田とかという話を聞くと、非常にコンセプトが古いと感じてしまう。なぜなら、物理移動が重要だった時代は、もうすぐ過去になろうとしているから。大体大規模な交通設備を作るのには、10年近くかかり、そのことを考えると、10年後に、その交通設備が重要かという事になる。
 
私は人が移動するという事は、人が所有している情報が移動する事だと思っている。つまり、単なる情報のみであれば、バーチャルワールドやテレビ電話で情報共有すればいいのだ。極端な事を言うと、電子オフィスの世界では、距離が関係ない。つまり、移動が関係ない世界だ。
 
こういうものが増えて、人口も減るという流れの中では、既存の交通設備は縮小均衡する運命にある。よって新しく作るのではなく、維持管理に絞るべきだ。そのかわり、自然エネルギー(太陽、風力、地熱)バイオエネルギー(メタンガス、バイオディーゼル)を使って、エネルギーや資源を自給するべきだ。
 
交通需要が下がるが、エネルギー需要は上がる。厳密に言うと、高齢化によって外貨が稼ぎにくくなる反面、エネルギー価格が高騰していく傾向にある為、自国のエネルギー自給を考えるべきである。日本はエネルギー自給率の高いブラジルを目指すべきだ。日本はブラジルと違って天然資源はないが、それと同等の価値がある科学技術がある。
 
省エネと自然エネルギーの連携で環境問題とエネルギー安全保障の問題を同時に解決できる。原子力に頼る場合、温室効果ガスの問題は解決できても、エネルギー安全保障の問題は解決できない。また、核抑止の観点からも、原子力発電所を世界中に作るという事は、プルトニウム製造工場を世界中にばらまくという事と同じである。
 
日本は技術力の総力を結集して、省エネと自然エネルギーとバイオエネルギーだけでエネルギーを自給できるモデルと確立し、核にも化石燃料にも頼らず、環境と核抑止の両輪で世界に宣言するべきである。「自然があれば、核も化石燃料もいらない」と。そうする事で核の拡散を減らし、環境も保全するモデルを世界中に売りさばいて、豊かになるべきだ。
 
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