iMacをビックカメラで見てきた。ハッキリ言って出来はいい。特にディスプレイがいい。LEDバックライトでかなり暗くできるので、まぶしくないレベルまで暗くできる。相変わらず画面は、光沢テカテカなのだが、それはモニターフードを発泡スチロールで自作すればいいし、フィルターをつけたっていい。一番素晴らしいのは、広視野角液晶を使っているのに、虹色のざらつきが全くない所。(最近の安価なIPS/VAは、なぜか虹色のざらつきがある)それでいながら暗くできるところ。(暗くできるディスプレイも少ない)ディスプレイは、ほぼ理想的なレベルに達している。今までiMacの新製品をこのblogでは紹介してこなかったのは、モニターが暗くできなかったからだ。今回のは、LEDバックライトを採用し、そういったネックが無くなったので紹介することにした。
iMac 2009 (october)(クリックすると拡大します)
1.ディスプレイ
・視野角 :広い
・ザラつき :虹色のざらつきがなく、ギラギラしない
・表面 :光沢テカテカ(写りこみ防止に要モニタフード)
・色 :奇麗(鮮やか)
・コントラスト:クッキリ(黒がしまっている)
・明るさ :LEDなのでかなり暗くできる(キーボードから調整可能)
・解像度 :上位機種:2560×1440 下位機種:1920×1080
モニタ部分の総評
- モニタフードをつければほぼ完璧な画質と言っていい。特筆すべきなのは、最近の低価格の広視野角液晶(IPS/VA)の殆どは、表面に虹色のざらつきがあり、これが目つぶしと言われる所以なのだが、iMacのディスプレイには、それが全くない。また、明るさも暗く出来ない製品が多い中でLEDバックライトを採用した事により目に優しい明るさまで暗くできる上に広視野角液晶モニタの割にPCの価格を差し引けば安い。こういう広視野角でありながら、虹色のざらつきがなく、暗く出来てリーズナブルな価格の液晶モニタは売っていないので、このiMacの液晶ディスプレイは貴重な存在だ。(やっと評価できる液晶モニタが出てきたと言ってよい)コントラストがくっきりしすぎるという人は、100円ショップで色が薄いレンズのサングラスを買うとよいだろう。
評価ポイント
・目に優しい:虹色のざらつきがなく、視野角も広く、暗くできる点を高く評価した
・画質 :色も奇麗だし、コントラストもクッキリしている
・画面の広さ:以前の機種よりも画面が広い。
1680×1024→1920×1080
(以前よりも横の解像度が増えている)
1920×1200→2560×1440
(このクラスのモニタだけでもiMacの本体価格に匹敵する)
・写りこみ :テカテカなので写りこみはある。(フードやフィルタで改善可能)
(そのかわり光沢液晶のメリットである色やコントラストが良い)
2.キーボード&マウス
・キーボード(ワイヤレス)
- テンキーがないのが残念だがその分キーボードが小さくコンパクトな上にワイヤレスなので机の上で邪魔にならないだろう。キータッチも申し分ない。このキーボードから、モニターの輝度が調整できるのは、面白いと感じる。手を伸ばさなくていい。
・マウス(MagicMouse)
- ワイヤレスで、意外とスムーズに操作できる。マウスボタンは、今までと同じ機械式でスクロールホイールは、ボールではなくタッチパネルになっている。三つ目のボタンがないので、それで不便という人はいるだろうが、タッチパネルの便利さは、特筆ものだと思う。ただし、指を二つ使おうとすると、マウス自体が固定できず動いてしまうので、多分メインに使うのは、指一本が限界だと思う。ある程度マウスボタンは硬いので、なぞってタッチ操作をすれば特に押し込む事なく操作が出来る。(昔の角マウスの様につまみ持ちがベストだと思う。ボタンの感触もどことなく角マウスに似ている)
3.スペック
・メモリ
- メモリは、(iMacの)全モデル共通の4GBであるが、OSが64bit化して、コードのメモリ消費量が倍増した。よって、以前の2GBの使用感が4GBと言っていい。だがメモリ容量は十分と言えるだろう。メモリスロットが4スロットあるので、増設する時、前のメモリを無駄にしなくていい。ちなみにメモリの規格は、DIMMではなくSO-DIMM。
・GPU
4.OS
- ビックカメラの店員によるとWindows7のインストールはクリーンインストールは駄目で、Vistaからアップグレードすれば「入った」との事、しかし、あくまでも「入った」レベルの話なので、その後はどうかわからない。Appleによれば今年度中にWindows7がインストールできる様にするという。私はMacユーザーなのでSnowLeopardがベストだが、このblogは、管理人の意に反してWindowsユーザーの方が多いので、このような内容になっている。Mac OSを使うメリットは、インターネットがWindowsに比べれば安全だということと、文字がきれいなので、あらゆる文章が読みやすいことだ。(文字が読みやすいって結構重要)
5.静音性
- 既に購入したユーザーの感想によれば、前機種と同様に動作が静かだという。LEDによる低消費電力化が有効に働いているようだ。
iMac総評
- モニターの品質の良さと、ワイヤレスでクールなキーボードとマウス、余裕のあるスペック、それでいて高くないのでお買い得だと思う。今までで最高のMacでありながら、Windowsマシンとしても優秀だと思う。大抵の一体型PCは、コストを削減する為にキーボードやディスプレイは安物を使っていて品質が悪いが、今回のiMacはそうではない。ディスプレイは広視野角で奇麗だし、暗くできて眩しくないし(暗く出来ないものが多い)、画面も広いし、キーボード、マウスはワイヤレスで質感もいいし、メモリは、最初から4GBと十分だし、I/Oはワイヤレスからワイヤードまで豊富に揃っていて、非常に好感が持てる。なので、Windowsユーザーの人もMacを使ってみる好機だと思う。騒音が多い店内では駆動音がどれくらいかは分からなかったが、以前の機種と同等であれば、静かだと考えられる。また、WindowsユーザーにとってのメリットはMac環境ではウィルスが少ないので、比較的安全なネット環境である事だ。フリーのウィルスチェックソフトもあるしね。
...であるので、iMacを購入してWindows7(DSP版)を買う事がWindowsユーザーにとって最高のPCを購入する手段と判断する。
Window7の資料(XPモードはWindows7 Proからだという)
http://ja.wikipedia.org/wiki/Microsoft_Windows_7
- Windows XP モード
- Professional以上のエディションに別途ダウンロード提供される、Windows XP Professional SP3の仮想マシン環境[28]。Windows Virtual PCの機能を活用したもの。従来の仮想環境とは異なり、仮想XPにインストールしたアプリケーションをWindows 7と同じデスクトップで実行できる。ただしハードウェアに直接アクセスするものなど、一部のソフトウェアには互換性がない。Windows Virtual PCをベースとしたアーキテクチャを利用するため、DirectXを利用するゲームなどは起動できない。
- XPモードを利用しなくても動作するアプリケーションも多数存在し旧OS互換モードでアプリケーションを実行するスイッチもあるが、それでも正常に動作しない独自のアプリケーションを使用する企業ユーザー等にXPから7への移行を助けるための最終手段としてXPモードが用意されている。
- Windows XPモードを利用する場合、仮想化をハードウェアレベルでサポートするIntel VTやAMD-V等の機能に対応したCPUとそれに対応したBIOSが必要となる。
まず、この新iMacを購入し...そのあと、Windows7 Pro DSP版を購入すれば、Macも使えて、Windowsを使っている人は、今までのソフトもXPモードで使えるという一挙両得になる。ハッキリ言って、地デジを重視しなければこれに匹敵するPC(Mac)は存在しないと思えるほど出来がいい。
iMacは4モデルがあるが、違いは少ない
モニタのサイズ :21.5インチ 21.5インチ | 27インチ 27インチ
モニターの入力 :なし なし | あり あり(DisplayPort)
ハードディスク :500GB | 1TB 1TB 1TB
プロセッサ :Duo Duo Duo | Quad(キャッシュメモリ8MB)
グラフィックチップ:Geforce9400 | HD4670 HD4670 | HD4850(VRAM512MB)
新iMacを最安値で購入するという人はこちら...(口コミ情報もこちらへ)
http://kakaku.com/pc/mac-desktop-pc/se_102/
Windowsユーザーの方は、こちらを(iMacは、最高のMacであると同時に最高のPCでもある)
Windows7 32bit Windows7pro 32bit Windows7pro 64bit