SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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NHKのドラマ「ROMES」をみた

結構面白かったので、こういうストーリーか書けたらいいなーと思い、ストーリーをなぞってみて話の構造がどうなっているのか見てみた。(電化製品を分解するアレと同じ)もの凄く長いので読む必要はないが、要するにシナリオとは説明の塊である事が分かった。とにかく、登場人物達を巡回しながら、シナリオを展開する。何度も何度も決着がつく様に見えて、実は、それを数回裏切る事で、次はどうなるのだと飽きさせない作りになっている。(まぁ月並みな感想なのだが...そうなのだ)とにかく登場人物の回想や鳴島の説明で分かりやすくしている。そういう意味で明快な表現をしているといえるだろう。鳴島の説明がストーリーを動かすキーポイントとなっており、そこに観客が引き込まれる様に出来ている。
 
0.前回のダイジェスト
ROMESの紹介/前話のダイジェスト、鳴島の性格の紹介、能力の紹介、デービス教授の伏線、誘惑の女神の脅迫状、強盗団の紹介、怪しい二人の女性の追跡、別の犯人がパソコンのボタンを押す、誘惑の女神の部屋の鍵が閉まり閉じ込められる。強盗団が現れる。事件勃発!
 
1.本編
電子ロックが破壊されたとチームに連絡、強盗団が中の人間を脅し、砂村が通信機を奪われる。奪われた事を通信機の音声で他のチームも感知、女の警備員が誘惑の女神の扉を制御している部屋に向かう、制御室の謎の悪人がニヤッと笑ってトンズラ、中央センターが砂村を感知不能となる。女の警備員が扉を制御をしている控え室に待機する。鍵が破壊されていると中央に状況を報告、中央の指示があるまで待機を命じられる。中央の別の要員が「どうなっているんですか!」と状況の説明を求める事で、今の状況が説明される。内部の状況が分からないと問題が提起され、それを鳴島がサーモグラフィで見ればよいと指示を出し問題を解決する。サーモグラフィを起動し、確認できる状況が限定されるが内部状況の把握が出来ると、サーモグラフィの状況把握能力をさりげなく説明、誘惑の女神の内部構造が説明された後、サーモグラフィの画像が現れる。全員の生存を確認、同時に室内の人数が15人である事が説明される。鳴島が監視カメラが破壊される直前の状況の映像の抽出を指示、その映像からは13人である事から、後から2人侵入してきた事が分かる。ここで鳴島が、その二人を砂村が追っていた二人に繋げる。重要な結論を鳴島が下す事でその洞察力を強調する。鳴島がコンピューターに向かった所で人質の場面に切り替わる。人質の対話から、人質の苦悩が説明される。女が自分の不幸を運命だと絶望する。(過去の連想が出て来る)それを砂村が励ます。ここで恋愛フラグが成立、そこから突然銃声がなり、現実に引き戻され、犯人が不遜な会話をしながら誘惑の女神が奪われる。場面が切り替わり、警備員達が警察から責任問題を追求される。警備員と警察のドタバタ、鳴島が中央で監視している場面が少し出た後、犯人の女達が二人のビジネスマン風の人間に銃口を向けている。ビジネスマンの話からトイレから見つかって捕まえられたと説明される。中央から鳴島が二人組の顔をROMESを利用して導きだす。これで二人組は面が割れ追尾可能になる。鳴島の能力がここでも強調される。鳴島の口から複数の方向から見た映像から、この程度の映像は出来ると説明される。そして他のチームの台詞から、これで二人組が追尾可能になった事が説明される。現場にこの顔写真が転送される。強盗団のリーダーと思われる奴がアイス食って呑気に歌っている(余裕を表現)誘惑の女神像の部屋の監視画面に戻り、強盗団の二人の動き出した事が管理センターから知らされ、バックヤード側が警備される。鳴島が違うと言う(この時点で鳴島が揺動だと見破る伏線が張られる)警備員が殺到する場面に切り替わり、偽物である事が分かる。警備員が無能である事が示されたと同時に、誘惑の女神像の部屋から煙が立ち上る。人質に銃口を突きつけた二人組が正面から堂々と出て来る。警備チームと対峙する。(さりげなく女の警備員のキック力が回想で説明される)悠々と二人組は部屋から出て行く、何も出来ない警備員達、謎の入れ墨の警察官が誘惑の女神像の部屋へ向かう。中央管理室から、鳴島が出ばってくる。犯人グループをROMESで追尾し、空港から出る瞬間、消化剤を吹き付ける事で犯人を翻弄し、格闘の末、女の警備員が一人を取り抑えるが、砂村は転ばされて銃を突きつけられる。砂村が女性をかばった瞬間(ここで恋愛フラグ2が成立)他の警備員が来て、もう一人の女の犯人も取り押さえられる。ここで誘惑の女神が取り戻せたと思いきや、それを鳴島が「ない」と予言する事で鳴島の有能さを強調、実際、その通りになって驚愕する警備員達、現場から中央へ報告がくる。ここで鳴島がなぜないのかという説明をする。鳴島が敵の揺動の趣旨を説明する。人数の矛盾に気づく、最初11人いて、トイレから二人を加えて13人になり、そしておとりにされた人、2名を引けば11人になる筈なのに、実際は9人しかいない。つまり、残りの二人が誘惑の女神を奪った犯人として説明される。犯人の場面に戻り、(犯人の回想から種明かしの映像に切り替わる)鳴島が消えた二人をROMESの監視記録を使って特定する。救われた女の砂村に対するおのろけシーンで一服した後、二人組を追尾する緊迫した場面に戻る。カメラがないと言われるが、鳴島が必ずバックヤードをこえる瞬間があると重要な説明をする。鳴島のROMESへの絶大なる信頼と、余裕が彼の能力を強調する。砂村から報告があり、首筋に白いものがついていたと分かる。他の人間がピエロに変装していた事を見破り、そこから、敵の偵察方法の可能性が説明される。子供が現れ、ピエロが不自然だと説明される。強盗団のリーダーとその腹心らしき男との会話、ここで男二人が無事バックヤードを通過し、女二人の方が捕まった事が報告され、それを見捨てると強盗団のリーダーが言う事で、その冷酷さが説明される。警備員が走り回る。犯人がピエロの道具箱の中に誘惑の女神像をいれるシーンで、二人組の男の犯人の片方が裏切る。裏切った男が誘惑の女神を持ち去る。持ち去った後、女の警備員が、裏切られてスタンガンで倒れた犯人の片方を見つける。その状況を中央に報告、残りの一人の男にターゲットが絞られる。案の定、ROMESで追尾される。その瞬間、パズルを解いていた鳴島がチェックメイトと言って勝利宣言をする。警備員が男に向かおうとした瞬間、男が撃たれる。鳴島の表情が少し変わる。全員が驚く。鳴島が慌ててパソコンに向かい何かをし始める。男がピエロと何かをした様な伏線が入る。撃たれた男が救急車で搬送される。その様子を冷たく見ている強盗団のリーダー、砂村からの報告で男が女神像は持っていないと分かる。警備チームを中央に招集する命令を下す。鳴島がROMESを使って何かをしている。救急車で搬送されるシーンを挟んで、鳴島が弾道をROMESを使って計算させていた事が分かり、男が自作自演だと説明される。そして、その理由をクリアに説明する鳴島。そして、男が持っていないとなると、どこに女神像があるかという問題が起きる。それも鳴島がピエロだと説明する。そして砂村がROMESで追尾すればと言うが、追尾できないことをチーフが説明する。鳴島が砂村にHALという犬を連れてこいと命令する。その間に、犯人の男が女と一緒にいるROMESの映像が挟まれ、鳴島と犬のシーンになる。鳴島は「事件はほぼ解決しました」と、将棋の投了宣言にも似た終了宣言をする。そう言いながら砂村のネクタイをつかみ、犬扱いする鳴島、要するに鳴島は砂村を犬レベルで信頼した事になる。女神像を持ったメイクを落としたピエロの女のシーンに切り替わる。女のピエロの回想が始まり、男との幸せな出会いが説明される。その幸せと盗んだ女神像を見ると落差が大きい。意を決した様に女は空港から出ようとする。女の回想に入り、女の男との関係と犯行の動機が説明される。動機が説明された女に観客を感情移入させて、女が空港から一歩一歩出ようとする所で再び女の回想になり、男が打たれた時、ピエロに扮装した女が女神の像を入れた場所の鍵らしきものを受け取った事が説明される。女が椅子に座り、航空券を眺めながら、回想に耽っていると、鳴島達がカツカツと足音をたてながら近づいて来る。そして、「やっぱりあなたが持っていますよね、誘惑の女神」と言って女に引導を渡す。どうして見つかったのか、鳴島が女神に、においをつけておいたと説明する。HALの好きなシナモンの香りをつけておいたと説明する。鳴島の回想で犬のHALが何のにおいが好きなのか聞くシーンになり、鳴島がHALの好みを確認していた事が説明される。回想から戻り、女のもくろみを説明する。その上でROMESは優秀だと高らかに勝利宣言をした後、女と男の関係を示すROMESの記録映像について鳴島が説明する。また、ピエロをその女と特定する場面でも、犯人の男に接する女の身長や歩行速度から女性を特定した事が説明される。女と男の関係を鳴島が説明し、犯行に至った経緯を説明、シーンが切り替わって救急車から脱走した男が犯人グループのリーダーに打たれ、女の名前をいいながら死んで行く、女との会話シーンに戻る。女が「よくそこまでわかったわね」と観念する。それを「簡単ですよ」と鳴島が説明する。鳴島は女の表情の変化から、女が男に特別な感情を抱いていたことを説明する。女の男との回想が一瞬よぎり、犯人の腹心が女の警備員に見つかる。ROMESで追尾されていた事が説明される。パンチ一発で腹心はやられる。飛行機が飛ぶシーンで間が入って、男が死んだ場所に戻り、強盗団のリーダーがパトカーに追尾されるシーンから、飛行機が飛ぶシーンに入り、また女のシーンに切り替わる。砂村が男が死んだ事と、窃盗団のリーダーが捕まった事を報告する。鳴島が感極まって(冷徹に)女に質問をする「なぜ理屈に合わない事を」と質問した。女は答える「ばかみたい」「でもまた同じ状況になったとしても同じ答えを出すと思う」鳴島は到底理解できないと言う。砂村はそれを見て思う。理解を示さなかった鳴島が女を少しだけ一人にしておいてくれと警察に頼む、女に同情した砂村も一緒に頼む。ニュースの音声が入り、空港の管理者が1枚の文書を読みながらしかめっ面をしている。(次回のシナリオの伏線)砂村と空港職員の会話で鳴島が大活躍という会話になる。砂村は鳴島が冷たいと思いながらも温かい所があると見いだす。そこから女を一人にしておいてくれという鳴島の回想に入って、その事を説明する。中央ではチーフと、そのサブの人がコーヒーを飲みながら雑談、これでゆっくり出来ると一息ついている。そこへ鳴島が帰ってきて、長椅子で雑魚寝...それを職員が眺めているところで、空港の管理者が現れる。職員に事件解決の感謝を述べた後、次の仕事が来た事を告げる。鳴島が起きてきて、約束を果たしたと言って、もう仕事はないだろという顔をするが、脅迫状を読み上げる空港の長のシーンとなり、次の回の予告となる。