SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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出版不況の原因と集客について

久しぶりに本屋に行った。漫画がビニール袋に包まれて以来、いく回数がめっきり減った。要するに漫画を読んでいて面白かったら買い、ついでに雑誌を読んで雑誌が面白かったら買う。つまり、漫画が呼び水になっていた。
 
しかし、漫画がビニール袋に包まれて読めなくなってしまい書店から足が遠のいた上にインターネットの登場が、書店に行く理由をなくして行った。「損して得とれ」という言葉があるが、書店にとって漫画を読める様にする事は重要だったと思う。一見損に見える事も、その波及効果を見れば得になる事もあるのだ。
 
本屋で漫画コーナーはガランとしていた。この事が、いかに書店の集客力を削いだかしれない。そもそも漫画コーナーこそ、一番客の多い所なのに、それが殆ど誰もいない。書店は自分で自分の首を絞めて自ら滅んだと思う。
 
娯楽が呼び水になって、他の真面目なコンテンツも読んでもらえると思った時、blogの運営方針も、そういうものなのかなと思った。つまり、娯楽関係の記事を書いたりする反面、真面目な話もする。そういうコンビネーションが大事だと思った。自分は元々真面目な事を書きたいのだが、この書店の惨状を見ると、やはり娯楽で人を呼び、そこにサンドイッチする形で真面目な話を混ぜる事が必要だと、帰り道で思った。
 
これまでも面白いと思った事を書き綴ってきたので娯楽関係の事も書いているのだが、やはり、ローテーションを意識する事も重要だと思った。真面目な話の後は娯楽の話とか、そういう組み合わせをこれからは意識した方がいいのかもしれない。大事な事は、読んでもらって意味があると感じられる事なのだ。楽しい事も大事だし、実利の事も大事だ。その両方を巧く組み合わせて最大の効果を導きだす事が重要ではないかと感じる。最大の効果とは、娯楽の話で人が沢山来てもらって、そのついでに真面目な話も読んでもらえて、それで、そういうのがいいコントラストを持って読んでもらえる事。同じ分野の話ばかりだと、飽きてきちゃう。色々なものがあってこそ、面白い。真面目だったり、くだけていたり、そういうものが組み合わさって面白いというのがいい。
 
雑誌を読んでいても、いつも同じ構成で新鮮味がないんだよね。何となく狙いすぎている感がある。最も普通の人に向けたボリュームゾーンに向けてね。だけど、ちょっと変なものがあっていい。吹っ飛んでいる方がいいのだ。モード学園のCMみたいに毒のある奴がいい。突き刺さる刺のあるシャープな奴がない。普通だからつまらないよね。
 
普通って何の意味もないんだよね。ある意味。白いページに黒いインクで書くから意味があるのであって、白いページに白いインクで書いたって何の意味がないんだよね。普通って白いインクなんだよ。カメレオンみたいにとけ込んじゃう。これじゃ何も突き刺さってこないよね。パンチが足りないんだよ。
 
電子出版になる事で集客力はアップするだろうから、そういうトゲのある雑誌の復活を望む。もっとシャープな雑誌があっていい。書店サイトは漫画を部分的に読める様にして集客力を高めた上で他の分野の真面目な本も平行して売るべきだ。そういうコンビネーションが大事なのだ。自分はAmazonが漫画を部分的に読める様にしてほしいと思っている。最初の10ページくらい読める様にしてほしい。
 
漫画で集客し、その周辺のものを売って行く、そういうビジネスモデルはアリだと思う。漫画が面白ければ買ってもらえるし、せっかくサイトに来てくれたんだから、他のものも買ってもらう。ビジネスモデルとしてはいい形だと思う。タブレットPCの登場とリンクしてそういうサービスを始めたら、結構面白い事になるんじゃないかと思う。