SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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1を聞いて10を知る人、10を聞いて1しか分からない人

私は、天才という種類の人間を見ているので、1を聞いて10を知る人間を知っている。こういう人間相手に話すときは非常に楽である。なぜなら、常にこちらを上回る意見を言ってくるので話が早い。結論に至るまでの対話プロセスが非常に短い。この感覚に慣れている私が10を聞いて1しか分からない人間に向かう時イライラする。
 
1を聞いて10をしる人間は、1を言うと10の答えが返って来る。

  • 言った端から、こちらの話の意図をぱっと見切り、瞬時に答えが返って来る。

10を聞いて1を知る人間は、1をいうと10のくだらない質問になって返って来る。

  • なぜくだらないのかというと、内容を理解しておらず、またよく考えてもいないので、質問としての質が低い。逆に子供の質問などは、知識がない分、考えているため、的を射ていて唸るものがある。

 
10を聞いて1を分かる人間の特徴は、聞かない事で半減、その不完全な情報から、特にあまりよく考えずに自分の理解できる所をピックアップするだけなので、つまみ食いした内容以外は無視する。結果として、全体を組み合わせて意味が生じる様な情報はまず曲解する。そもそも、最初から半分取りこぼしているから、きちんと再構成できる筈もない。
 
1.聞いていない事で半減
 100%→50%
2.不完全な内容から、その意味を考えないで解釈するので深い所が分からない。
 50%→10%
 
こういう人間と話すと困るのは、同じ事を何度も説明する羽目に陥る事だ。完全に理解させる為には1を教えるのに10を説く様な労力が必要になる。その労力を軽減する為に、何を理解していないのか質問するのだが、そもそも考えるのが好きなタイプではないので、質問に応える為に考える事を嫌う傾向があり、質問に答えない事も多い。また、勝ち負けにこだわる実力にそぐわぬプライドの高い人間は、自分の手の内をさらすまいと質問に応えない場合もある。
 
要するに当人の聞く姿勢がなっていないのだが、その相手の至らない所をこちらが補う必要に迫られるのが嫌だ。相手が子供だったら我慢できるのだ。寛大にもなれるが、大人相手では、そういう風に思えない。それに子供と違って大人は変なプライドがある為に、質問してもろくに応えない事が多い。子供だと何が分からないのか質問すれば、一生懸命考えて応えてくれるので、応えやすい。要するに考えてくれる分だけ、こちらも説明しやすいのだ。
 
そういう考える姿勢のある子供には、私は説明する労力を惜しまないが、考える姿勢もなく、聞く姿勢もなっておらず、変なプライドをもっていて、威張りたがる大人には、私は説明する意欲すらも失う。なぜなら聞く姿勢がなっていないから同じことを何度も言わないといけないし、考えないから深い所を理解しないし、相手の理解度を把握する為に質問しても応えないので、状況の把握も難しい。
 
嫌な理由
1.何度も同じ事を説明しなければいけない徒労
2.考えないので、考えずに分かる説明の難しさ
3.状況を把握するのに必要な情報の乏しさ
上記三つが組み合わさって極めつきなのが...
4.質問に答えた端から曲解する。(もうヤダ・・・)
 質問に答えない→的確な説明が出来ない
 聞いてない×考えていない=曲解
 
非常に困難且つ、無意味で無駄な作業である。難しい割に得られるものが僅かな、割に合わない事である。なにせ10の労力を費やして得られるものが1だけなのだから。