安易な譲歩は搾取の元

ユリゲラーがマイケルジャクソンに催眠術をかけて質問をした。すると、彼はこどもに性的虐待をしてはいないという。しかし、騒がれるのが嫌だったのでお金を払ったのだとか。そういう安易に譲歩する姿勢があるからこそ、マイケルは訴訟を沢山されたのだと思った。つまり、簡単に譲歩するのでカモにしやすい上に金を持っているという事で搾取の対象になってしまったのだと考えられる。（世の中にはハイエナの様な人間が沢山いる）
　
そういう結論に至ったのは、私が譲歩するタイプの人間だったから、そして、それ故に搾取の対象になってしまったからだった。搾取者にとって、譲歩を簡単に引き出せる人間はカモである。打ち出の小槌と言ってもいい。ただ、搾取者の特徴として、自分では何もせず、他人を搾取してばかりなので、搾取されている人間が消えると、その力を失い、哀れな姿をさらす。つまり、その力の源泉とは、搾取されている人間の力であって、自分自身のものではないのだ。
　
よって、搾取者を破滅させる最善の方法は、安易に譲歩しない、搾取させない強硬な姿勢である。これを全体で一致して行えば、搾取者というのは意外と脆いものなのだ。結局、彼らは他人の力を利用しているだけで自分では何も出来ないのだ。当たり前と言えば、当たり前なのだが、それを皆に気づかせ、まとめる力を持ったものを搾取者は最も恐れる。歴史上の人物で言えば、ガンジーだ。彼はインド人に皆が一致団結すれば、イギリス人を追い出せると気づかせた。その後のイギリスは脆かった。搾取できなくなって支配体制が揺らいだイギリスはインドから出て行った。
　
自由や尊厳の確保の為に搾取させない事は必要。搾取されてしまう事は、彼らに力を与える事に繋がる。つまり、不当なものに力を与えてしまうということ。何もしない怠け者に力を与えてしまう事なのだ。