SKY NOTE

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Mac版のChrome(開発版)を使ってみた

Chrome(開発版:MacOS X)ダウンロードページ
http://www.google.com/chrome/intl/en/eula_dev.html?dl=mac

意外とサクサク動いていている。インターフェースは非常にシンプルで、まだフォントの設定などがなく未完成であるが、Safari 4より早い。
 
インターフェースが昔のMacのSystem 6並にシンプルなので、私とウマが合いそうである。ChromeOSで動くネイティブアプリケーションが遅いと思っている人がいるようだが、多分、それは違うと思う。確かに理屈の上では遅いはずだが、現実的には、表計算ワードプロセッサなどは、昔の68kの時代でもサクサク動いていた代物であり、本来、ソフトはシンプルに設計すれば、現在のローコストなプロセッサでも、十分、高速に動くはずである。Photoshopのようなソフトでも、それは同様である。それが出来なくなったのは、ソフトメーカーが建て増しに次ぐ建て増しでコード品質を落としていったからであり、その劣化した実行性能を基準にソフトが快適に動かないと考えるのは、早計である。
 
今のプロセッサスピードをもってすれば、大抵のアプリケーションは快適に動くはずである。また、動画や3Dのような負荷の大きな処理の場合は、OpenCLのような技術をGoogleは採用して来るだろうから、それも問題としては大きくないと思う。
 
話を本題に戻し、Chromeの完成度だが、まだまだ未完成だ。まず、GoogleAnalyticsを動かすと、アクセスを示すグラフが表示されない。Draw系の処理がまだ実行できないようだ。だが、私はなんと言うか、このブラウザーが気に入った。自分が今までのブラウザーに抱いていたモッサリ感がないのだ。この事だけでかなり得点が高い。キビキビ動くので、完成したらメインのブラウザーにしようかと思っている。
 
Macが日本に来た頃のなんと言うか、何かをしてくれそうな可能性がChromeにはある。シンプルで早くて使いやすい。それでいてオープン。初めて買ったMacintosh LCIIを思い出す。非常に非力なプロセッサだったけれど、夢中になるほどの可能性があった。グラフィカルユーザーインターフェースという全く新しいスタイルを提案していた。GoogleもまたクラウドベースのOSという新しいスタイルを提案している。
 
あらゆるデータがネットの上に乗っかるという事は、ネットさえあれば、大規模なデータが自分の手元で手軽に扱えるという事を意味する。これはiPodの登場に例えると分かりやすい。iPodは手のひらに、CDライブラリをのせてしまった。その事により、いつでもどこでも好きな音楽を聴ける様になった。それと同じ様にクラウドベースのOSの上では、必要な書類や本のすべてが、軽量のタブレット型の端末を通してみる事が出来る世界がイメージできる。それはオフィスビルがクラウドベースになるのではないかと思えるほどの変革だ。個人的には、好きな漫画や本が、好きなときに好きなだけ読めるという感じだ。私はものぐさなので、本を出したら、元の場所に戻すのが面倒なのだが、これがクラウドベースになると、全部コンピューターにおまかせで済む。今までのパソコンは2kg前後していて、気軽に読書をするのには適さない重たさだったが、これが軽くなれば非常に素晴らしいものとなるだろう。フラッシュメモリーなので、ハードディスクを搭載している製品みたいに気を使わなくていいしね。
 
それもこれもサクサク動かなければ、全然、意味がないのだが、Chromeはサクサク動いていたので、非常に期待しているのだ。