SKY NOTE

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コンパクトシティはいらない

コンパクトシティはいらない、なぜなら、既にあるからです。これからの都市は電子化されます。電子化は二つの側面があります。
 
・省資源   :高齢化→国際競争力低下→外貨不足→資源不足(電子都市化は必定)
・省エネルギー:環境→二酸化炭素削減→都市の電子化(物理移動を伴わない都市)
 
オフィスやお店を電子化すれば、空きビルが出来る。そのオフィスビルを住居に改築する事で、コンパクトシティが出来てしまう。住居を中心とした町に路面電車などを復活させて交通機関を充足させる事で、快適な都市空間を作る。仕事や買い物はネットで済ませる。つまり、既存のビルを住居にしてしまえば、新しいものを作る事なくコンパクトシティの出来上がりという訳。その方が資源もエネルギーも少なくて済み、効率的である。そして同時に環境にも優しく、また、高齢化によって生じる外貨不足にも適応できるという訳です。
 
都市を造るには、鉄とコンクリートが必要ですが、そういうものを作るのには、大量の二酸化炭素を出します。ですから、既存の建物を改築する事で鉄とコンクリートの消費量を抑える事で環境に優しいコンパクトシティを作る訳です。
 
都市の電子化の第一段階は、出版物の電子化から始まると思います。ですから、コンテンツの電子化に私は熱心なのです。まず、娯楽から始まり、そこから普及し始め、それがある一定水準にまで達すると紙の代替手段として使われる様になり、それによって紙を使っているあらゆる仕事がオンラインで出来る様になり、その結果、オフィスビルの需要が減退すると見込んでいる。その余ったビルを住居にすればコンパクトシティになる。
 
つまり、kindleやコンテンツのネット流通などは、この都市の電子化の先兵になる要素だと見込んでいるので、私は熱心なのです。都市が住居中心となるのですから、今まで大きなビルを建てたり、夜中まで光る照明などはいらなくなるわけです。それによって生じる節電効果によって、大幅な省エネを実現し、エネルギー自給率を向上させる。要するにこれからの都市は立体映像で出来た幻になる訳です。そもそも、都市は情報の固まりです。情報を再現できれば都市になります。そして商品は近くのコンビニに届いた段階で取りにいけばいい。そういう社会にしたい。そういう移動を最小限にした都市にする事で、老人に住みやすい都市にする。
 
私が考える日本は、将来的に生じる。高齢化→外貨不足→資源不足/食料不足/エネルギー不足に備える為に、最少の資源で最大の効果を上げる為に都市の電子化による省資源、省エネ化と、オフィスビルの住居化によるコンパクトシティで移動に便利な老人に優しい都市にする。つまり、使える僅かな資源とエネルギーから、最も無駄のない組み合わせを考えた結果なのです。
 
日本が高齢化するのに、外貨に頼った資源供給を前提とした物理都市は難しいだろうし、環境に優しい都市を造ろうとすると、物理的な都市は大規模生産物でもある訳で、環境に良くない。老いて尚且つ、清々しい国にする為には、少ないお金で成り立つ都市が必要になる訳です。そこには大規模物理都市はないわけです。既存の建物の改築により、新しい都市にリニューアルする訳です。