SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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これからのテレビ(2011年の段階で地デジは時代遅れ?!)

これからのテレビは、デジタル地上波ではなく、WIMAXP2Pマルチキャストを組み合わせたものになるだろう。そして、映像は平面から立体になり、出版物並みに解像度が上がるだろう。超解像(3840×2160)、立体、誰もがテレビ局になれるインフラがこれからのテレビのキーワードだ。
 
WIMAX(802.16a:今年サービス開始)
無線LANの大規模版、無線で使えるADSLみたいなもの。
 
P2P(ソフト技術)
P2Pは、普通のパソコンがハケツリレーの様にデータを運んでサーバの機能も果たすことで、大規模なサーバを必要とする事なく、複数の人がデータを共有できる。
  
マルチキャスト(技術は既にあり製品も出ている)
複数の回線に同じデータを同時配信する技術。同じデータを同時に配信する事で中継サーバの負荷を軽減できる。(同じデータをコピーして同時配信)
 
これらの技術が組み合わさると、誰もがテレビ局になれる。そして、立体映像はステレオ映像の為に現状よりも倍のコマ数が必要になり、一秒間に30コマが60コマ必要になる。解像度はフルHDの4倍程度になると、ドットが見えにくくなり、出版物の様に見える。大体、立体になるのに1.5倍から2倍の情報量が必要で、解像度に4倍の情報量が必要となる。現在のFLV動画でフルHD動画を見る為には6Mbpsが必要なので、最低でも36Mbpsの帯域幅が必要となる。超解像技術で4倍に引き延ばすのならば9Mbps程度でもいいだろう。イメージとしては、本の中の写真が立体になって動き出すと考えてもらえればいいだろう。まるでマジックだ。(立体テレビのプロトタイプを見た時、本気でそう思った)
 
フィールドシーケンシャル液晶

  • 液晶の高解像度技術、RGBを時分割して表示するので高速な液晶が必要だが、そのかわり従来と同じ解像度の液晶で3倍の解像度が得られる。RGB LEDバックライト(本格的な登場はブルーフェース液晶と同時と思われる)

 
ブルーフェーズモード液晶
・高速描画する液晶の技術(サムスン電子が2011年に実用化予定)
 
超解像技術
・画像の成分を解析して、ボケている部分をくっきり表示する技術(既に製品化)
 
ホログラフィック立体映像
裸眼立体視技術のひとつ
 
OpenCL
GPUを使う亊で解像度を上げたり高解像度な動画を滑らかに再生できる様になる
 
これらの技術は、未来の技術というよりも、既に実用化されていたり、これから3年以内に登場する予定のものである。登場したときは完成品ではないだろうが、10年後には、普通の技術になっているだろう。
 
この高品質な映像でどんな社会が生まれるのか?モニタの中に都市が出来たり、電脳コイルの様に現実と融合した立体映像の世界が広がるだろう。テレビは娯楽ではなく、都市そのものに変貌するだろう。その結果、住宅と生産地とそれらを結ぶ流通が必要なだけでよくなり、都市を必要としない亊が増える。実際に会う事とバーチャルで会う事の境界が曖昧になる事だろう。(それくらいリアルな映像が出来るのだ)
 
つまり、未来のテレビは未来の町そのものなのだ。