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四川大地震のトリガーはダムだったかもしれない?

ダムが四川大地震のトリガーに?:中国でも論文が発表
http://wiredvision.jp/news/200902/2009020922.html
 
この記事によれば、紫坪埔ダムがトリガーとなりマグニチュード7.9の地震を起こしたかもしれないという。
 
このダムと四川大地震震源との距離は5.5kmと極めて近い。ダムが地震を起こすメカニズムは分かっていないが、過去に同様の事例がある事から、ダムが原因かもしれないという仮説が成立する訳だ。
 
中国の地震研究は優秀で、過去に地震予知を成功させて、当時の共産党が町の人々を丸ごと避難させて被害を最小限に抑えた実績もある。だから、その中国の学会から、こういう論文が出た事には、一定の意義がある。それに四川大地震震源の深さが19kmと極めて浅い、CCS実験施設のある新潟県中越地震震源も13kmと震源が妙に浅いのだ。普通、地震震源の深さは30〜80kmの亊が多く、13kmや19kmなど20km以下など私は見た事がなかった。人為的要因で地震が起きたと疑われるケースには震源が浅いという特徴がある様に思える。また、最近(2008年12月30日)でも、このCCS実験施設の近くで地震が起こっている。
 

 
これで分かる通り、人工的に誘発される地震の存在が疑われる事態が出ており、CCS(二酸化炭素地下貯留技術)を推進する日本の学会の一部にも影響を与えそうだ。彼らは地震はプレートから生じるものであって、人工的に生じるものではないと主張し、CCSを進めてきたが、その信憑性はますます怪しくなってきたと言える。仮にプレートで起こるものだとしても、それを誘発するトリガーとなるのであれば、危険きわまりない亊だ。もし、本当に誘発するのであれば、災いをわざわざ引き寄せている事になる。日本は断層という地震を起こす無数のバネの上に立っている様な国だ。最近の事例では柏崎刈羽原発など、発見されていなかった断層の上に原子力発電所が建っていたという事からも分かる通り、断層がどこにどの程度あるかは、完全に把握できているとは言い難い。その断層のバランスを何らかの形で崩す様な事があれば、結果として、バネが跳ねとんで地震が起こる可能性を、今回の事例は示唆している。
 
このような状況の中で、CCSのような地震のトリガーとなりうる事をするのは、自殺行為であり、そのような事をせずに、温暖化対策を行ない、地震を将来に先延ばしして、その間に耐震補強をしておくことが上策だと思う。現状を見る限りCCS推進は下策と言えるだろう。つまり、CCSは地雷を踏む様なものだ。
 
このblogではこの動画を何回も紹介しているが、初めての人の為に紹介する。