SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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リストラする経営者は、麻雀で鳴きまくる奴と同じ

リストラをする経営者は、麻雀に例える事が出来る。ポンとかチーで鳴きまくって場を荒らす奴と同じだ。自分が上がればそれでいいって利己的な打ち方。とにかく早く上がろうとする事が目に見えてるから、他の連中も鳴きまくると、場が荒れて来るのだ。要するに素行の悪い打ち方が伝染してしまうわけだ。そうなるとじっくり大きな手を打つ楽しみがなくなって面白くなくなる。
 
リストラをする経営者は、どうにかして会社を存続させようとする。銀行は貸し渋りが酷いし、会社は金食い虫だし、どうしようという事になる。そこで安易な人切りを始める。だが、こんな亊を大規模にやってもらうと、社会全体に「明日は我が身」という空気が漂い始め、その結果、皆が極端に消費を抑え込んでしまう。そうなると、悪循環だ。
 
人を切る→「明日は我が身」と消費が細る→収益悪化→さらに人切り(この繰り返し)
 
つまり、リストラをすればするほど、社会という場が荒れるのだ。場を荒らすなと言ってもチキンな経営者ほど荒らす。今、経営者が本当にやらなければいけないのは、週休三日や四日にしたり、省エネや経費の洗い出しをして、生き永らえる様にする事だ。お金の工面も、いい銀行を探すか、今の銀行と粘り強く交渉して金を貸してもらう様にすること。そして、従業員には給料下げるが雇用は守る姿勢を示す事だ。雇用が安定していれば、社会に迷惑をかける事はない。
 
つまり、社員全体でリスクを分散すれば、不安も和らぎ、皆に経費の節減を徹底して、景気が良くなった時に備えるのが一流(本物)の経営者のする事。すぐクビ切るのは三流の経営者のする事だと思う。本来、この方法は従業員数が多い大企業ほどやりやすい筈なのだが、その大企業が率先してリストラをするのは皮肉としか言いようがない。