SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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私の心の読み方

私は当たり前の事にこだわっている。なぜなら、それが当たり前だと思われているからこそ、軽く見られていると思うからだ。実は重たいのに軽いという誤認が行われている。それが当たり前、つまり、オーソドックス(正統派)なのだ。

人の心を読む時は、その人の意思の方向性を見る。何を捨てて、何を得ようとしているのか?その得るものと捨てるものの比較から、その人の意思の方向性を割り出し、その意思にどういう意図があるのか、その人の性格や置かれた状況(その人が得ているであろう情報も含まれる)から推察する。

表情や行動、判断の仕方、言動、あるいは、文章の傾向、それらを総合的に眺めて、判断する。そして、もう一つは、その人が置かれた立場(大抵の場合は複数の人間の意思が交錯しており、その相関関係も視野に入れる必要がある)から、最もその人が判断しやすい傾向を割り出し、予測する。これが私の読み方である。

その人のみならず、その人の周りの人間の意思まで把握しているのがベストだ。そして、力関係も。こういった分析は、極めて当たり前の事だが、言うは易し、行なうは難しだ。情報収集に手間がかかるし、大抵は部分的な情報しか手に入らない。

だから、完全な情報を網羅する事なく、予断を残したままの判断になってしまう。それでも当てる人は当てるので凄いと思う。ある意味、経験とセンスの成せる技と感じる。私が出来るのは、文章の傾向からどういう思想信条かを読み取り、そこから方向性を割り出す程度だ。これも当るには当るが、たまに空振りをする事があるので要注意だ。

また、行動と意思にタイムラグがある事がある。私は特に行動から相手の意思を推察するのだが、行動と意思にタイムラグがある人の場合、意思と行動がシンクロしていないので、そういう人の場合、行動から読み取ると、後で違った結果となって驚く事がある。

そういう意味で人の意思を読み取るのは難しい。不確定要素や不十分な情報を埋めるノウハウがないと、正確に読み取るのが難しい。

断片的な情報と、性格の傾向から、どんな情報を得ていて、それに対してどんな行動をするかなど、行間を埋める発想をしていけば、読める事もあるが、自分と全く違った思想の人間は巧く読み取れない。それは、私に友達が少なく、自分を評価軸として使っているからだ。

自分を評価軸として使っている以上、自分と全く違うものは読みにくい相手となる。大事にしているものが違うと、自分にとってくだらないものを他人が大事にしていると、読めなかったりする。

友達がいなくても、人と接する機会が多ければ、人の心を読む為に必要な情報が集まりやすいだろう。私は友達がいないので、そういう情報が少ないが、あると便利な情報なので、友達は沢山持っていた方がいいだろう。

要するに人の心を読むには、友達を作れって事になる。だけどそれを実践できていない人間が言うのもなんなんだが...まぁそういう事になるのだ。