SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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オバマについて

私はオバマという人物をあまり好きになれない。表面を繕うのが上手な人間だと言う事は分かるが、私はそういうテクニックを超えた部分を見る。喋り方、対応の仕方、そして、言っている事に矛盾がないか?総合的にチェックすると、比較的フェアに戦っているのは、どちらかというとヒラリーの方なのだ。

日本人は表面的であっても落ち着いているだけで、相手を人格者だと思ってしまうが、私はそういう者にはだまされない。私は、どういった事に怒りを感じているかという点を見る。オバマが怒りを感じたのは、自己の主張が無責任だと言われ、己の自尊心を傷つけられた時である。そういう人間は得てして、自己中心的なのである。逆にヒラリーが怒った時というのは、二言目に「イラク戦争に反対した」と言うばかりでまじめに議論をしていないオバマに対してだ。つまり、フェアかどうかという基準で怒っている。彼女の方がよっぽどまじめな理由で怒っている。

もう一つは、オバマ陣営は、ヒラリーの国民皆保険制度を批判するビラを配ったが、公開討論会では、「保険制度においては私達は95%同じである」と言っていた。ここに彼の主張には矛盾があると見た。5%しか違わないのであれば批判する必要はない筈、しかし、都合のいい時に、都合のいい立場を取るオバマのアンフェアさには呆れた。そして、これが大統領になろうとする人間のする事かと思った。

最低限のフェアプレイすらもできない男が大統領?!。冗談でしょ?彼は人間的には全然人格者ではない。表面を繕うのが上手なので、他人の批判をうまくかわしてきたのだろう。しかし、その口のうまさだけで大統領になってもらっては困るのだ。性質が悪いのは、私の様な人間には見えても、オバマを支持している多くの人々には、これが見えない事である。日本のジャーナリズムは、勝ち馬に乗ろうとして、ヤジ馬同然だし、こっちはこっちで呆れてしまう。別の意味でフェアじゃない。そんな事だから日本の政治が良くならないのも納得できる。力のある者に寄り添うばかりで、きちんと理路整然とした報道をしていないから、この国は良くならないのだ。私は表面だけでは人格者とは見ない、私が重視するのはその行動である。表面的に人格者を装うのは簡単だが、怒る時など感情が高ぶった時には、そのメッキがはがれる事が多い。私はそこを見逃さない。そういう意味で私の目は怖い。

この選挙戦で私はオバマという人間の中身を垣間みてしまった。だから、批判する。私の洞察力が正しかったかどうかは、時間が証明してくれるだろう。

私が見る彼への評価は
・精神的に未熟:目的の為には手段を選ばない自己中心性(傲慢)
・表面を繕うのが上手なので、多くの人を同意させるのは上手(上っ面だけ)
・能力的には高いとは思えない:中途半端で一貫性のない政策(能力不足)
 ・保険制度への対応を見てそう思った。
・フェアプレイで戦おうとする志を持っていない(アンフェア=洞察力不足)
私の彼への評価は、とても低い。一番問題だと思うのは、アンフェアなところである。なぜならば、公平な目線こそ正確な分析に最も必要な事だからである。そして、それは指導者に最も必要な素養なのである。今回の選挙戦でハッキリ分かったオバマは大統領にふさわしくない。彼は宣教師になるのは良いかもしれないが、大統領にはなるべきではない。